Q. トラクタとは?
牽引自動車やトラクタヘッド、トレーラーヘッドなどと呼ばれ、運転する車両と荷台が分離します。分離したうちの運転席の部分がトラクタとなります。トラクタは、キャブとエンジンとフレームを備えているので自走することができます。しかし、トラクタそれ自体には荷台スペースは無く積載量という概念はないので、けん引能力が車検証に記載されています。自走出来ないトレーラー、被牽引車と連結することで初めて荷物を積載することができます。大型トラックで運搬できる荷物は、重量や車両全長が決まっていて積載量の限界がありますが、トラクタとトレーラーを使用することで、大型トラックでは対応できない重量・長尺物や大型建設機械も(通行許可を取得の上)運搬可能となります。その上トラクタは、回転半径が小さいことから小回りが可能となるので、走行しやすいといったメリットがあります。また、トラクタとトレーラーを分解できるので、運行作業と荷役作業を分担して効率よく行うことができます。
トラクタとトレーラのつなぎ方
1. キングピンと呼ばれる棒を入れ込んで連結
トラクタとトレーラーなどの被牽引車を繋ぐには、トラクタ側に付いているV字の切り込み口のある円盤のような部品であるカプラーにトレーラー側に付いているキングピンと呼ばれる棒を入れ込んで連結させます。このカプラーとキングピンのことを第五輪といいます。その第五輪にかかる荷重である第五輪荷重は、トラクタのけん引能力を表します。